思考フォーマットに関して
堀江貴文さんの本『君がオヤジになる前に』において出てくる次の言葉
思考を運動させ続けろ
これをどのようにして実践すれば良いものか、わからない状態が久しく続いていました。思考するとはどういうことか、わからないわけであります。
今日はそんな思考、思考の運動ということについて、思いついたことがあるので、メモ程度に書いてみようと思います。
早速ですが以下に挙げるステップを暇つぶし思考練習法と名づけることにしましょう。暇なときに以下のフォーマットに従って思考を進めると暇をつぶせて、かついい感じにテンション、モチベがあがる、と思われる思考練習法です。
1. まず、好きなことや興味のあることについて考える:
私の場合、最近では
(ひたぎちゃんかわいい、羽川さんまじやばい、貝木かっこよすぎwww)
次はイエスノークエスチョン。
2. それは万人受けしている?
(メジャー?マイナー?):
物語シリーズについて、イエス。
3. そのおもしろさの所以はなんなのか。
(なぜ自分はそれをおもしろいと思うのか)
- 言葉遊び
- キャラの個性(キャラ立ち)
- 色彩豊かな描画
- コマの使い方
- 紙芝居風なところ
- 紙芝居風なところがうまくいっている理由の一つとして、声優陣のうまさ
- アフォリズム
いい言葉がたくさん出てくる。そしてそれらのいい言葉はキャラに対する信用が前提となる。各キャラが説得性を獲得しているという点が重要。
- エロティシズム(絶妙な官能性)
これを越えるとエロアニメか、AV的なサムシングに変わってしまうだろう、というギリギリの線を守りながら、エロを巧みに利用して読者を引きつけ、ゆるいメッセージ性を持たせることで視聴者(読者)に想像の余地を与える。
2.の質問で万人ウケしていると考えられる場合には、3.の考察によってどういうコンテンツが万人ウケするか理解できるわけだし、マイナーで周りでおもしろいと思っている人が少ない場合には、その分野でのパイオニアに続く存在(二匹目のどじょう)になれる可能性があるのと、自分がおもしろい(素晴らしい)と思うツボと他人のそれとの違いを考えるキッカケになるかと。(はて、これらはmaybe, マーケティング戦略の基本オブ基本ではないか!)
4. 自分の持っている「おもしろい」フォルダの中身と照らし合わせて、別な事例と紐づけられないか考える:
1.〜3.までの結果を抽象化する。おもしろいの本質はどこにあるかを考えます。
以上の4stepsをある程度繰り返すことで、「おもしろい」に対する自分なりの「世界理解」のようなものが蓄積し、それまで以上に、自分がより「おもしろい存在」となれる可能性が生まれるかと思います。
うーん、書きながら、一人で盛り上がってきてしまいました。
上記の例ではありませんが、現代はこんな風な思考フォーマットがあらわに売買される時代と言っても過言ではないような。(セミナーにせよ、本等の媒体にせよ)
そして、明文化しえないところを担って(リードして)いるのが企業等のシンクタンクの人たちであり、コンサル業の人たちであったりするのだろうなぁとふと思いました。
いずれにせよ、自分流の思考フォーマットみたいなものを持っておくと、かなりの強みになると思う今日この頃です。
- 作者: 堀江貴文,福本伸行
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