生涯録

16歳の熱をいつまでも since2013

保険屋さん

今日は業務終了後、保険屋のお姉さん(といっても、年齢は一つ下だ)から個人年金保険の話を聞いた。

前にも生命保険の話を聞いたことがあったが、その際に私はおこがましくも「私の心を動かすような素晴らしいプレゼンをしてくれたあかつきには契約しますよ」というようなことを言ったのだった。

今回は事前に、10分間のプレゼン(商品説明)ののちに10分間の質疑応答の時間をとる旨を取り決めていた。

今日、彼女はたしかに10分で、保険の概要(基本的な考え方)と商品の魅力である三つのポイント(利率、返戻率、税金控除)についてわかりやすく説明してくれた。

4月の入社から今までに、何度か保険屋さんの説明を聞いたが、なかでも今日の説明が一番わかりやすい説明だった。

十分な準備があっただろうことを悟った。自分の言葉でわかりやすく商品を語る彼女は輝いていた。私は彼女のことをすこし信頼することに決めた。

今日のこの出来事には、人との信頼関係を築くうえでのエッセンスが詰まっていると思う。

約束を守ること、準備をすること、頼まれごとに力を尽くすこと、借り物の言葉ではなく魂のこもった自分の言葉で伝えることetc.

私は伝えた。
今まで聞いた説明のなかで○○(彼女の名前)さんの説明がいちばんわかりやすかったです、と。

年齢は一つ下だが、私よりも社会人経験のある彼女からひとつ学んだ。

彼女の底を流れるは、尊い誠実さである。

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